CR-Z(ZF2)に乗った感想

 

3月半ば、CR-Zのマニュアル車をレンタルして日光に旅行しました。

いろいろあって、ノーマルタイヤで前日雪が降った日光にいくというとんでもない旅だったんですが、事故もなく無事に帰ってこれました。

まあ旅行のことは多分これ見てる人はどうでもいいと思うので、CR-Zという車について、450km程度走った感想を書きます。

二つお断りしておきたいのが、まず、この記事は初心者が書いてますので、「いやそんなことない」というようなこともあると思いますが、どうか温かい目で見てほしいです(笑)

もう一つは旅行から帰ってきてみて気づいたのですが、思ったより写真がありませんでした。

文章が多くて少し読みづらい記事になっているかもしれませんが、これもまた温かい目で見ていただければと思います(笑)

今回走った道について

今回の旅行では、行きは下道、帰りは高速だったので、市街地、峠、高速という基本的な道路状況はすべて通ってます。

車の状態


 型式はZF2なので、後期型になります。

簡単なスペックとしては、下記の表のようになります。
こちらの諸元はホンダのホームページにある主要諸元PDFを引用して作成しました。
(引用元:https://www.honda.co.jp/auto-archive/cr-z/2017/webcatalog/performance/spec/)

個人的にびっくりしたのが、トレッドが後ろより前のほうが少し長いんですよね。

それと、86よりも軽いことも衝撃を受けました。

ハイブリッドのシステムを搭載していますし、1200kgはあると思っていたのですが、意外と軽いんですね。

86は2.0Lで、CR-Zは1.5L+ハイブリッドシステムなので感覚としては同じぐらいだと思ってました。

エンジンルームはこんな感じです、思ったよりつめつめではなかったですね。


 中古でCR-Zを探すと、前期がこみこみ30万~、後期がこみこみで100万~ぐらいだったと思います。

僕が調べたのは去年の暮れぐらいだったと思うので、もしかしたら今はちょっと違うかもしれません。

前期と後期の差はバッテリーそのもの、足回り系、そしてエンジン内部の機構が違います。(この辺は省きます)

前期と後期どっちがいいといえば後期みたいです。

走行距離は約18万5000キロでした。

レンタカーなので仕方ないことですが、ディーラー整備なだけあり、外装内装ともにきれいで、気になる異音などもありませんでしたが、時々ギアの入りが悪いような気がしました。(もともとかへたくそかもしれないので正確にはわかりませんが)

乗りこんでみて


 正直なところ、乗るまでは「プリウスのスポーツ版」くらいに思ってましたが、完全に裏切られました。

確かにクーペではなく3ドアハッチバックになるので、同じぐらいの時期のクーペである86などと比べるとスポーツ感は劣りますし、なんとな~くハイブリッド感のあるデザインなので"プリウス感"は感じます。

でもそれは見た目の問題であり、乗りこめばプリウスとは違う、「ちゃんとしたスポーツカーなんだ」と思わせてくれます。

乗り込むとき。

車高が低いのでかがみながら乗らなければなりません。

そして着座位置の低さ。

86ほどではないですが、それなりに"お尻が沈む"感触があります。


 後部座席についてですが、86同様人権はありません(笑)

友人を後ろの席に乗せ、助手席にももう一人座ってもらいましたが、かなり窮屈だったようです。

3人であれば、助手席の人が座席を前に出すことで対応ができますが、4人ともなると運転手の席もどうにかする必要があるので、頑張っても大人では3人が限度だと思います。


 3ドアハッチバックなので、荷室はかなり広かったです。

といっても表現しづらいんですが、機内持ち込みサイズのスーツケースを横並びで寝かせて3個・・・くらいは入りそうです。


普通に2人で乗っている分には窮屈どころか広すぎるぐらいでしたし、なかなか快適な車でした。

 後部視界についてですが、CR-Zはリアにガラス部分を二つ持っています。

一つは通常の窓ですね。


雪の中撮った写真しかないのが残念ですが、テールランプの高さにある黒い部分。

これがもう一つの窓です。

開いたりはしませんが、これが後部視界にかなりの貢献をしていて、さらにスモークになっているおかげで後部車両のヘッドライトが当たっても全然まぶしくないんです。

実際運転しててもこれの恩恵を受けることは多く、よく考えたなあと思いました。

走ってみる


 まずはエンジンをかけてみます。

エンジンのかけ方は、GE型FIT RSと同じで、つまみを押し込んで回転させます。

ただボタンを押すだけではないのが個人的には好きです。

しかし、エンジンのかかり方がイマイチでした。

普通スポーツカーでなくとも、エンジンをかければ回転数が一瞬上がるものですが、CR-Zはセルの音もしない、つまみをひねって少しして「ブーン」とアイドリングの音がする感じで、エンジンをかけた時の感動というか、そういうものはなかったです。

別に普通に走る分には気になりませんし、人によってはどうでもいい部分だと思います(笑)

インパネ周りはこんな感じでした。

近未来なデザインで、真ん中のスピードメーターがホログラムになってます。

これがなかなか最初テンション上がりました(笑)

スピードメーターの周りが写真では緑ですが、これがモードによってスポーツが赤ノーマルが青エコで緑と変わるようになっているので、今のモードがどれなのかがわかりやすくなってます。

左上から、バッテリー残量、充電放電のインジケーター、シフトタイミングと現在のモードになります。

シフトタイミングについては、より燃費のいい走りをするのにそろそろギアを上げたほうがいいのかなどを矢印で表示してくれます。

エコモードだと結構せかされます、2000rpmとかでもギアを上げろって表示が出ます(笑)

この写真では写ってないんですが、バッテリー残量の上に後述するS+モードが使えるかどうかの表示も出ます。

ある程度走行しないと表示されないものなので撮り忘れました。(ゴメンナサイ)

右側は、上から順に燃料インジケーター、瞬間燃費インジケーター、一番下はいろいろ変えられるやつです。(語彙力)

TRIP AとかTRIP BとかODO、区間燃費、ハイブリッドが動いてるかどうかの表示、あとは前回の走行燃費のグラフとかも出たと思います。

ハンドルのボタンで切り替えが可能です。


 マニュアルなのでアクセルをふかして、クラッチをつないで発進するわけですが、アクセルに関してもちょっと慣れが必要でした。

最後にマニュアルに乗ってからしばらく期間があいてしまったというのもあるのかもしれませんが、「これぐらいかな?」とアクセルを踏んでもエンジンがほとんど吹けませんでした。

CR-Zはモードを切り替えることでアクセルの踏み込み量に対するスロットルの開きを変えられますが、この時はノーマルモードだったのでスポーツに変えるといい感じでした。

僕はマニュアル車に乗るとだいたい1700rpm~2300rpmぐらいで発進することが多いのですが、CR-Zでは2000rpmくらいでクラッチをつないでました。

ゆっくりクラッチをつないでいきましたが、それでもエンストするかしないかぐらいでした。

だいぶ慣れた後でもエンストしないかひやひやするぐらいには低速トルクがなかったです。

実際、FIT RSの時は平たんな道でエンストすることなんかありませんでしたが、CR-Zでは何度もエンストしましたし、僕がへたくそなのを加味してもあまりに低速トルクがないと思いました。


 加速についてですが、これは各モードによってかなり差がありました。

すべてに言えるのは、気づかない程度にうまくモーターアシストが介入してきます。

これがまた面白くて、エコモードとノーマルはそこまで変わらない、ただの1.5Lのマニュアル車という感じなんですが、スポーツモードはもうエンジンそのものが変わったような、ノーマルモードでは考えられないような加速をします。

そしてさらに、これは後期から加わった機能で、S+モードというのがあります。

これはハンドルにあるS+ボタンを押すことで押した直後のアクセルの踏み込み時のみ、アシスト全開で恐ろしい加速を体験できるモードです。
(ホンダのホームページによると3L V6並だそうです)

話には聞いてましたし、実際に使ってみましたが、ほんとにとてつもない加速をしてくれます。

2速のような低いギアで使うとちょっと恐怖心を覚えるような、そんな加速をします。

めちゃくちゃ楽しいんですけどね。


 ギアの入りに関しては、86のようなカチカチと小気味よく入る感じに近いですが、少しシフトストロークが長かったような気がします。


 この車はハイブリッドというのもあって、環境に気を使う機能がちょこちょこあったりします。

一番大きいのはアイドリングストップで、ギアをニュートラルに入れるとエンジンが止まります。

この時、クラッチを踏んでる必要はありませんし、特にほかのマニュアル車と変わりません。

しかし、再始動するためにはクラッチを目いっぱい踏んでいる必要があるのです。

自分がクラッチが完全に離れている状態まで踏み込んでいようとも、クラッチペダルを最後まで踏み切る必要があります。

これがちょっと曲者で、何回か交差点でエンジンがかからなくて焦ることがありました。


 そしてハイブリッドのスポーツカーとして気になるのが燃費ですが、今回の旅行での燃費はなんと、17.4km/Lでした。

普通に走ってこれぐらい行くのは正直、予想はしていました。

しかし帰り道、僕は高速道路で3速に入れて、エンジンを結構回して走っていることが多く、かなり燃費が悪化したと思っていました。

結果的には日光について確認したとき17.8km/L、地元に帰ってきたとき17.4km/Lだったので、高速での運転で多少の悪化はしているものの、大幅な燃費悪化はしませんでした。

しかもCR-Zはスポーツカーをうたっていながら、レギュラーガソリンで走ります。

今回、450km走ってガソリン代は4200円でした。

近くのガソリンスタンドが見つからなかったのもあり、セルフではなかったので少し高いはずなんですが、それでも破格だと思います。

結論

 CR-Zで良いと思ったところは
  • モードによって性格が変わる
  • 広くてそれなりにゆったりしてる
  • コーナーを曲がるのが楽しい
  • 燃費がいい
逆にイマイチに思えたところは
  • アイドリングストップの癖
  • 低速トルクのなさ
という感じです。

イマイチな部分については慣れで改善できますし、それほど問題ではないと思います。

正直、この車に乗る前は特にほしいとも思いませんでしたが、乗ったあと数日は普通に欲しくなってました(笑)

CR-Zを一言で表すなら、"どんな使い方でも楽しいスポーツカー"だと思います。

荷物が乗るので普通のお買い物もできますし、生活の足として使っても燃費もよく、ドライブしても気持ちがいい。

そんな車でした。

なお、この記事は最初にお断りした通り、初心者が書いてますので、異論は認めます(笑)

ただ、とにかく楽しかったです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント

このブログの人気の投稿

[備忘録]今回のiPhoneXs修理の手順

AppleWatchの石鹸カスを取った